回天 (かいてん)
- 世の中の情勢を一変させること。もっぱら、劣勢を挽回することを指していう。
- しかるに、我明治維新当時の大政治家連中は、過去には回天の事業を仕遂げた経験があり、現在にはかつて夢想だもせざりし泰西の文化を観、将来には条約改正の必要があったので、一挙して能く彼の文物制度を我邦に移植することが出来るものと信じていたようである。(穂積陳重 『法窓夜話』1916年)
- (東京式) かいてん [kàítéńꜜ] (尾高型 – [o])
- (東京式) かいてん [káꜜìtèǹ] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ka̠itẽ̞ɴ]
回天 (かいてん)
- (軍事) 大日本帝国海軍が太平洋戦争時に開発し、実戦に投入した、人間魚雷の一種。
- 山の中に逃げ込むとしても、幅の薄い山なみで逃げ終せそうにもない。ことに、此処は水上特攻基地だから、震洋艇か回天が再び還らぬ出発をした後は、もはや任務は無い筈であった。小銃すら持たない部隊員たちに、その時どんな命令が出るのだろう。(梅崎春生 『桜島』1946年)
- (東京式) かいてん [káꜜìtèǹ] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ka̠itẽ̞ɴ]
回 天 (ピンイン: huítiān)
- 世の中の情勢を一変させること。
回 天 (ハングル:회천 (hoecheon) )
- 世の中の情勢を一変させること。