夜郎自大
日本語
編集成句
編集語源・出典
編集史記西南夷列傳より
- 夜郎は、中国・漢の時代に、現代の貴州省もしくは雲南省あたりにあった小国。漢の武帝からの使者に対して、夜郎の西にあった滇(てん)国の王、嘗羌(しょうきょう)が「漢とこの国ではどちらが大きいか」と訊ねた以下の記事より。
- 【白文】
- 滇王與漢使者言曰 漢孰與我大 及夜郎侯亦然 以道不通故各自以為一州主 不知漢廣大
- 【訓読文】
- 滇王、漢の使者に言いて曰はく、「漢と我と、孰れが大なるか」と。夜郎侯に及びても亦然り。道の通ぜざるが故、各自ら一州の主と為るをもちて 漢の廣大なるを知らず。
- 【現代語訳】
- 滇王は、漢の使者に訊ねて言った、「漢と我が国と、どちらが大きいのか」。夜郎の王が漢の使者にあったときも同じ質問を発した。(中原から)はるかに遠く不便な所にあるので(漢の勢力が及ばず)、おのおの、州程度の広さの領主となれているのであって、漢がいかに広大な領土を有しているか知らないのだ。
関連語
編集- 類義語: 井の中の蛙、大海を知らず、埳井之蛙、井底之蛙
中国語
編集成句
編集- (日本語に同じ)