姑 息(こそく)
- (「姑く休息する」が原義)一時的な間に合わせ、その場しのぎ。
- 卑怯。ずるいこと。この語義を誤用とする説もある。
- ある国が卑劣であり、姑息であり、陰険であり、または馬鹿げたことをすれば、それは直に世界に知れ渡るのである。従てある国が世界のため、人道のために如何なる貢献をなしたかは、その国を重くしその威厳を増す理由となる。(新渡戸稲造 『真の愛国心』)
- それらの青年を目しては、頼朝同様に、/(生意気ざかりな不良の徒)/と、いう程度の概念で、法規の末節ばかりをやかましく云い、姑息な意地のわるい虐め方のみをして、肝腎な頼朝をめぐる若い仲間のうちにあった大きな意慾が何であるかなどという点は見のがしていたのである。(吉川英治 『源頼朝』)
姑 息(gūxī)
- 休息をとる。
- 甘い態度をとる、甘やかす。