- (東京式) しゅくあ [sh
ùkúꜜà] (中高型 – [2])
- (東京式) しゅくあ [sh
úꜜkùà] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ɕɨ̥ᵝkɯ̟ᵝa̠]
宿痾 (しゅくあ)
- 兼ねてから患っていていつまでも治らない病気。
- そうして母が独りになり、年をとり、淋しくなって私にもっと直接な、もっと明瞭な、もっと熱情的な愛の表示を求めるようになったときには幾十年の宿痾はすでに膏肓に入ってもはや如何ともすることができなかった。(中勘助 『母の死』)
- (比喩的に) 長期間続いている弊害。長期間に亘って解決のできない困難。
- 元来、紀州の統治は、信長すら手を焼いた宿痾の癌だった。(吉川英治 『新書太閤記』)
- イングランドの財源を枯渇せしめている目下の宿痾は、アイルランドの反乱であるが、それを完全に掃蕩する唯一の望みは、スペインとの講和に存している。(リットン・ストレイチー 片岡鉄兵訳『エリザベスとエセックス』)
宿 痾 (ピンイン: sù'ē 注音符号: ㄙㄨˋ ㄜ 簡体字:宿疴)
- 長く患う病。