年 代(ねんだい)
- 時間を年単位の尺度で分別した期間、時代。
- 古事記や書紀の昔から、干支というものが年代をはかる標準になっていた。(坂口安吾『ヒノエウマの話』)
- 年単位に意識される時期。
- 「愛憐詩篇」と「郷土望景詩」とは、創作の年代が甚だしく隔たるために、詩の情操が根本的にちがつてゐる。(萩原朔太郎 『純情小曲集』)
年 代(ねんだい)
- 10又は100の倍数の西暦又は和暦等に付して、そこから概ね10年間又は100年間の期間を表し、その期間に共通する特徴等を述べるのに用いる。
- 世界じゅうでいちばん「若い」アメリカ人が一九三〇年代の今ごろになって、いくらかこの俳諧の世界の存在に気づいて来たように見えるのははなはだ興味の深いことである。(寺田寅彦『映画雑感』)
- ワイルドこそ、一六〇〇年に個人主義文化をいち早くうち立てた英国の文化史上において、一八〇〇年代の世紀末をかざる一つのモニュメントである。(中井正一 『現代美学の危機と映画理論』)
年 代(niándài)
- 時代。
年 代(niándài)
- 10の倍数の西暦等に付して、そこから概ね10年間の期間を表し、その期間に共通する特徴等を述べるのに用いる。