火に油を注ぐ

日本語

慣用句

火（ひ）に油（あぶら）を注（そそ）ぐ

1. 勢いが盛んなものに対し、さらに勢いを加えること。不本意なことについて用いられることが多い。「火に油」「火に油を加える」などとも表現される。
   • ああそれなのに、あの火星獣の毛のことをうちの新聞に素っぱぬくなんて、彼奴の憤慨の火に油を注ぐようなものですよ。（海野十三 『見えざる敵』）
   • お銀様の竜之助を愛することは火のようでありました。火に油を加えたような愛し方でありました。（中里介山 『大菩薩峠 お銀様の巻』）

同義句

• 薪に油を添える

翻訳

• 英語: add fuel to the fire ^(en),add fuel to fire
• ドイツ語: Öl ins Feuer gießen ^(de)
• フランス語: jeter de l’huile sur le feu ^(fr), mettre de l’huile sur le feu ^(fr)
• ポーランド語: dolewać oliwy do ognia ^(pl)
• リトアニア語: pilti alyvos į ugnį ^(lt)