籌を帷幄に運らし、勝ちを千里の外に決す (ゆれ:「籌」に代え、「謀」又は「籌策」/「帷幄」に代え、「帷帳」)
- (実際に戦場に赴かないで) 戦略を、本営の中で練って、遠くの戦場での勝利をもたらすことをいい、戦略立案の巧みさをたとえる。
- 「それは結構です。面従は忠にあらず。もっとこっちへおよりなさい。謀を帷幄の中にめぐらして勝ちを千里の外に決しようではありませんか」(佐々木邦『苦心の学友』)
漢の高祖劉邦が建国の功臣張良(子房)を評した言葉から。
- 『史記・高祖本紀』「高祖曰〈略〉夫運二籌策帷帳之中一、決二勝於千里之外一、吾不レ如二子房一」
- 『漢書・高帝紀』「運二籌帷幄之中一、決二勝千里之外一」