羅切

日本語

名詞

羅 切（らせつ/らぎり）

1. （仏教用語）陰茎を切り取ること。特に、男根を欲望の根元と見、修行の妨げとして切り落とすこと。
   • 偉い坊主になつたものは、常に五欲を克服すべき、他の熱情を抱き得た坊主である。雲照さへ坊主の羅切を聞いては、「男根は須く隆隆たるべし」と、弟子共に教へたと云ふではないか？（芥川龍之介『澄江堂雑記』）

語源

男性器の仏教語である「魔羅」を切ることから。

関連語

• 去勢、宮刑、腐刑