坊主
日本語
編集名詞
編集- 仏教の僧侶を表す俗語、別称。
- 髪型の一。頭部全体を等しい長さで短く刈り込んだもの。僧侶の多くが剃髪していたことから。
- 人の頭や山林などが禿げ上がった状態、また毛足が短く揃った状態を指す表現。
- 男児に呼びかける時の俗称。転じて、若年者への蔑称。僧侶と男児は飲酒や妻帯が禁止であること、修行中の身であること、生意気であること、髪は短くすべきことと共通点が多いことから。
- うちの坊主は生意気ざかりだ
- 魚がまったく釣れないこと。
語源
編集本来は房主と書き、僧房の主である住持、住職を意味する尊称だった。その後、僧侶の髪型を指す意味 (2) が生まれ、そこから (3)、(4) が派生した。
関連語
編集- 類義語: (1) 比丘、坊さん、僧房、僧、(2) 丸坊主、坊主頭、丸刈り、(4) がき、小僧
- 対義語: (1) 尼
- 派生語: 生臭坊主、てるてる坊主、坊主めくり、芥子坊主、ねぎ坊主、たこ坊主、耶蘇坊主、茶坊主
- 成句: 坊主丸儲け、坊主っけえり
- ことわざ: 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い