自 若(じじゃく)
- 大事に際して、落ち着いている様。
- 衆に媚びず、孤独を恐れず、自己の力によって自ら立ち、驕らず卑下せず、霜雪の寒にも自若として、己自身に微笑みかくる、揺ぎなき気魄である。(豊島与志雄 『梅花の気品』)
- かのルソーもソクラテスの伝を書いて、彼の自若として死ぬる様には非常に敬服したものと見えて(新渡戸稲造 『「死」の問題に対して』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
自動詞化 |
自若とする |
連用形 + する
|
名詞化 |
自若たること |
連体形 + こと
|
自 若(zìruò)
- (文章語)落ち着いた。
- (文章語)変化がない。進歩がない。
- 孟母方績、問曰「學何所至矣」。孟子曰「自若也」。(『列女伝・母儀・鄒孟軻母』)