臭い物に蓋をする
(臭いものに蓋をするから転送)
日本語
編集成句
編集- 悪事や失敗、醜聞など、都合の悪いことが、他に漏れて世間に知られないように、根本的な解決をはかることなく、一時的にその場しのぎの方法で隠そうとすること。悪臭の元を絶たないで容器の蓋を閉め、悪臭が漏れるのを防ぐということから。
参照
編集- 上方いろはがるた:臭い物に蝿がたかる(くさいものに蝿)、腐っても鯛
- 尾張いろはがるた:果報(くゎはう)は寝て待て
- 幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
- 東のは臭腐のもの須らく之を掩ふべきを云ひ、西のは穢は又おのづから穢を引きて、臭物の蒼蝿を致すことを云へり。古は西の短語「くさいものに蝿」と無くして「くさつても鯛」とありし由、今のかるたにも、画には鯛を描けり。腐つても鯛と云へる諺は余り好ましからず。