金輪際
日本語
編集副詞
編集語源
編集金輪とは大地の一番底のところという意味。仏教の須弥山世界説においては、大地は虚空に浮かぶ風輪(サンスクリット (以下、「梵」): वायुमण्डलम् (vāyumaṇḍalam))、水輪(梵: जलमण्डलम् (jalamaṇḍalam))、金輪(梵: काञ्चनमण्डलम् (kāñcanamaṇḍalam))という3つの輪の上に乗っており、金輪は3つの輪の一番上の層である。その金輪の一番上の面が大地の底に接して際を為すという構造となっており、転じて〈ものごとの最後の最後まで〉という意味を表すようになった[1]。
参照
編集脚注
編集- ↑ 「金輪」、「金輪際」 中村元、福永光司、田村芳朗、今野達 編『岩波 仏教辞典』岩波書店、1989年、297頁。ISBN 4-00-080072-8