格接尾辞
-nak/-nek (与格接尾辞)
- …に。
Adtam egy könyvet a húgomnak. ― 私は妹に本を1冊あげた。
- …の。
- 名詞を所有格にし、所有される名詞の語尾には所有接尾辞 -a/-e/-ja/-je を追加する。所有する行為が文の述語とならない場合は省略されることがある。
A szomszédom(nak a) kertjében áll egy tölgyfa. ― 近所の庭には樫の木が生えている。
A múzeumnak két bejárata van. ― 博物館には入口が2つある。
- いくつかの動詞の2番目の述語補語を示す。(例: 呼ぶ、名付ける、見いだす、みなす、判断するなどの呼称や評価を行う行為)
- …として、…のため。
Ne dobd ki az újságot, jól jöhet még csomagolópapírnak. ― 新聞紙は包装紙としても使えますので捨てないでください。
- 譲歩的な意味を形成する。文の述語が繰り返された後、それと対照的または矛盾する文節が続く場合、その述語の価値を下げる。-ni も参照。
Olcsónak olcsó, de ráférne egy felújítás. ― 安いかもしれないが、少しリノベーションするだけでよいかもしれない。
- 母音調和等による別形:
- -nak: 後舌母音の語の後に付く。語末の -a は -á- に変わる。
Ajándékot hoztunk a házigazdának. ― 私達はホストに贈り物を持ってきました。
- -nek: 前舌母音の語の後に付く。語末の -e は -é- に変わる。
Vettem egy játékot a gyereknek. ― 私は玩具を子供に買いました。
A körtének jó íze van. ― 梨が美味しい。 (逐語訳: “梨には良い味がある”)
Szépnek szép, de nem valami hasznos. ― 綺麗ではあるが、役に立たない。
人称接尾辞
-nak
- (人称接尾辞) 直説法現在不定活用の三人称複数形および二人称(敬称)複数形を形成する。
- olvas「読む」 + -nak → olvasnak「彼らは読む、彼らは読んでいる、あなたがたは読む、あなたがたは読んでいる」
- (人称接尾辞) 母音調和等による別形:
- -nak: 後舌母音の後に付く
A gyerekek nem tanulnak eleget. ― 子どもたちは十分に勉強していない。
- -nek: 前舌母音の後に付く
A madarak énekelnek. ― 鳥たちが歌っている。
- -anak: 2つの子音や -ít で終わる後舌母音の語に付く
Mire tanítanak minket az állatok? ― 動物たちは私たちに何を教えてくれるのでしょう?
- -enek: 2つの子音や -ít で終わる前舌母音の語に付く
A gyerekek festenek. ― 子どもたちは絵を描いている。