あたりまえ
日本語
編集語源
編集- 江戸期に、「当然」を「当前」と書き誤り、さらにそれを訓読したことが始まりとされる。
発音
編集名詞・形容動詞
編集- そうであるべきこと。誰が考えても、もっともであること。
- 特段変わっていないこと。ごく普通であること。
- トックの信ずるところによれば、当たり前の河童の生活ぐらい、莫迦げているものはありません。(芥川龍之介『河童 どうか Kappa と発音してください。』)
活用と結合例
用法
編集- 名詞的用法で「の」以外の助詞がつくことは少ないが、以下のような用法もみられる。
- 「ぼく、べつに何も考えていないんです。あたりまえにしていれば、いいんでしょう。」/「あたりまえ? うむ。あたりまえであれば、むろんそれでいいさ。そのあたりまえが、友愛塾の精神にてらしてあたりまえであればね。」(下村湖人『次郎物語 第五部』)