おちゃっぴい
日本語
編集語源
編集- 遊女が客がいない間に茶を挽くことを「お茶引き(おちゃひき)」と呼んでいた[1]。この「おちゃひき」から転じて「おちゃっぴい」となったとされる[1][2]。「お茶引き」の元の意味から「おちゃっぴい」がおしゃべりな女の子を指すようになった経緯は不明[1]。おしゃべりばかりの遊女は客がつかず、よくお茶ひきをさせられていたから、という説がある[2]。
- 「お茶引き」から転じたのではなく、「おしゃっぴ」や「おちゃっぺ」のような似た音と意味の方言があることから、「お喋(おしゃべ)」から転じたとする説もある[3]。
名詞・形容動詞
編集おちゃっぴい
活用
編集活用と結合例
類義語
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 小松寿雄・鈴木英夫(2011)『新明解語源辞典』三省堂、175項 ISBN 978-4-385-13990-6
- ↑ 2.0 2.1 学研辞典編集部編(2014)『日本語語源辞典』第2版、学研教育出版、130項 ISBN 978-4-05-304064-0
- ↑ 増井金典(2010)『日本語源辞典』初版、ミネルヴァ書房、142項 ISBN 978-4-623-05494-7
- ↑ 青空文庫(2000年12月22日公開)http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2522.html 2018年2月2日参照。底本:「青年」新潮文庫、新潮社、1998年2月15日85刷。
- ↑ 青空文庫(2003年5月26日作成)http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3115_10713.html 2018年2月2日参照。底本:「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第5刷。
- ↑ 青空文庫(1999年6月1日公開、2012年6月12日修正)http://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/965_14983.html 2018年2月2日参照。底本:「時代推理小説 半七捕物帳(一)」光文社文庫、光文社、1985年11月20日初版1刷。