日本語 編集

発音 編集

名詞・表 編集

おもて面(おもて)と同源。

  1. 外界と相互作用することをもっぱらとする平面や曲面。
    • 片面に文字が書かれている紙は、文字のある面がである。
    • 片面から始まってもう片面へ続く文章が書かれている紙は、始まりの方がである。
    • 鏡や画面ならものを映す方がである。
    • 硬貨や紙幣のように恣意的に表が決められることもある。
  2. 外界と相互作用することをもっぱらとする方。
    1. 家の、玄関のある方。勝手口のある方に対していう。
    2. 武家の、公的な事務や儀式をするところ。
    3. 商家の、店がある方。
    4. 江戸時代の奥向の、外部と交渉して物資を調達する役。
  3. 家の外。

関連語 編集

名詞・面 編集

おもて

  1. 頭部のうち目・鼻・口などがついている平面的な部分。顔面
  2. 多量に集まった液体の、外気と触れている平面的な部分。水面
  3. 《能楽》能楽で用いる

古典日本語 編集

発音 編集

三拍名詞四類(?)

名詞・表 編集

おもて

  1. 表面外面
  2. 正面
  3. 建前たてまえ
  4. 連歌俳諧記載する懐紙の、二つ折った表側の

名詞・面 編集

おもて

  1. かお顔面
  2. 面目体面
  3. 能楽で用いる面。

接尾辞 編集

おもて【表】

  1. 場所や地名に付いて、ある方向に面している意やその方面である意を表す接尾辞。