「かひ」(甲斐) + 「なし」(無し)
かひなし【甲斐無し】
- 思い通りにいかない、効き目がない。
- それを見給ひて、「あな、かひなのわざや。」と宣ひけるよりぞ、思ふに違ふことをば「かひなし」といひける。
- (石上の中納言が)それ(手には子安貝が無く燕の糞しかなかった)をみて、「ああ、貝がないのであるな」と仰ったときから、思い通りにいかないことを「甲斐無し」というようになった(『竹取物語』 なお、この解釈は語源俗解又は故意的な洒落)。
- 価値がない。取るに足りない。
- 仕方ない。
基本形 |
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用の種類
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かひなし
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かひな
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(-く)
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-く
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-し
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-き
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-けれ
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○
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ク活用
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-から
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-かり
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○
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-かる
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○
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-かれ
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