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しきい
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目次
1
日本語
1.1
発音
1.2
名詞
1.2.1
類義語
1.2.2
対義語
1.2.3
派生語
2
参考文献
日本語
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発音
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(
東京式
)
し
きい
[shìkíí]
(
平板型
– [0])
IPA
(
?
)
:
[ɕikʲiː]
名詞
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しきい
【
敷
居
、
鋪
居
、
閾
、歴史的仮名遣い:
しきゐ
】
(
廃語
)
座る
ために地面の上に
敷く
敷物
。
家
の内と外、または部屋の内と外の
境
の地面や床に敷いた横木。そこで戸をはめて動かすための
溝
。
危険物
を取り扱う
タンク
の周囲には、第十三条の三第二項第一号の規定の例による
囲い
を
設ける
か、又は
タンク
専用室の出入口の
しきい
を高くすること。(
危険物の規制に関する規則
)〔1959年〕
両親の居間の襖を
するする
あけて、
敷居
のうえに
佇立
すると、虫眼鏡で新聞の政治面を低く
音読
している父も、その
かたわら
で裁縫をしている母も、顔つきを変えて立ちあがる。 (
太宰治
『玩具』)〔1946年〕
表門の石の
敷居
を
またい
で一歩はいると、なにか
地面
がずり落ちたような気がする。(
織田作之助
『大阪発見』)〔1940年〕
彼は
閾
(
しきい
)
の上へ
腰をかけ
、雨で足を冷やした。(
梶井基次郎
『城のある町にて』)〔1925年〕
内と外の
境界
。
大病にでもなったらどうしようという
疑懼
(
ぎく
)
が潜んでいて、
おりおり
妻が里方から金を取り出して来て
穴うめ
をしたことなどがわかると、この疑懼が意識の
閾
(
しきい
)
の上に頭をもたげて来るのである。 (
森鴎外
『
高瀬舟
』)〔1938年〕
改まった
お米の言葉も、急に
素気
(
すげ
)
なく
取り澄まし
てきた。/宿の手前は
てまえ
として、何もそう
にわか
に
閾
(
しきい
)
をおかなくたっていいだろう。 (
吉川英治
『鳴門秘帖 船路の巻』)〔1926年-1927年〕
類義語
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閾
(
しきみ
)
対義語
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かもい
(
鴨居
、
楣
)
まぐさ
派生語
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閾値
敷居越し
敷居際
敷居を跨ぐ
敷居が高い
参考文献
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上田万年
、
松井簡治
『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面857ページ、デジタル431ページ、全国書誌番号:
43022818
、国立国会図書館デジタルライブラリー pid
954646/431
金沢庄三郎編、1911年 『辞林』三省堂、紙面654ページ、デジタル334ページ、全国書誌番号:
40078021
、国立国会図書館デジタルライブラリー pid
863017/334
『言泉』第3巻1871ページ