そらめ

日本語

名詞

そらめ【空目】

1. 実際には見ていない物や人を見たように思うこと。
   • もしや自分の空目かと思ったのですが、どうもそうばかりではないらしく、一人の婆が真っ白な姿で路ばたに坐（すわ）っていたのは本当のように思われてならないのです。（岡本綺堂『妖婆』）
   • 気の弱い侍女どもばかりでなく、衣笠どのの眼にまでも、ありありと見えたとあるからは、臆病者のうろたえた空目とばかりも言われまいよ （岡本綺堂『玉藻の前』）
2. 瞳を上に向けること。上目。空目づかい。
3. 見ているのに見ないふりをすること。見て見ぬふり。
4. （俗語）字面が似た語句の見誤り。

関連語

• 幻覚
• 錯視
• そら
• 空耳

動詞

活用

サ行変格活用

空目-する