日本語

編集

発音

編集

動詞

編集

まくるる】

  1. うすいもののを持って上げ、中が見えるようにする。また端から巻き上げて露出させる。めくる
    • 裾をまくる。腕をまくる。
  2. うすいものを裏返すようにする。めくる。
    • 布団をまくる
  3. 後方から一気に追い抜く。劣勢から激しく追い上げ逆転する。
  4. (補助動詞) (動詞連用形に後続して複合動詞を作る)むやみやたらとする。さかんにする。
    • 1946年、小川未明「どこかに生きながら」[1]
      冬の晩には、寒い、身を刺すような北風が、用捨なく、屋根の上を吹きまくりました。
    • 1953年、坂口安吾「正午の殺人」[2]
      流行作家といっても、神田兵太郎は著書が何十万と売れる流行作家で、毎月たくさん書きまくる流行作家ではなかった

活用

編集

慣用句

編集
  1. 青空文庫、2019年7月30日作成(底本:「定本小川未明童話全集 14」講談社、1983(昭和58)年1月19日第5刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51632_68760.html
  2. 青空文庫、2009年7月16日作成(底本:「坂口安吾全集 14」筑摩書房、1999(平成11)年6月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42951_35647.html