- (東京式) やっぱり [yàppáꜜrì] (中高型 – [3])
- IPA(?): [ja̠p̚pa̠ɾʲi]
- X-SAMPA: /jap_}pa_Hl\_a_-i/
やっぱり【矢(っ)張り】
- 同じく。同様に。
- お父さんもそうでしたが、息子さんもやっぱりお医者さんですか。
- その日も十時ごろからやっぱりきのうのように暑くなりました。(宮沢賢治『風の又三郎』)
- 予期したとおり。案の定。状況から当然推定されるとおり。
- その中には魚がたくさんおりました。殊にどじょうとなまずがたくさんおりました。けれどもプハラのひとたちは、どじょうやなまずは、みんなばかにして食べませんでしたから、それはいよいよ増えました。/なまずのつぎに多いのはやっぱり鯉と鮒でした。(宮沢賢治『毒もみのすきな署長さん』)
- バキチをご存じなんですか。/小学校でご一緒ですか、中学校でご一緒ですか。いいやあいつは中学校なんど入りやしない。やっぱり小学校ですか。(宮沢賢治『バキチの仕事』)
- 自分の予想ではなく、他者の意見や一般的な通念などのほうが正しかった、あるいは正しそうだ、という場合や、自分の意見に必ずしも自信がないときに、自分の意見とは異なるほうが正しかった、正しそうだ、という場合にも用いられる。
- この方法でうまくいくと思ったんだが、やっぱりだめだったか。
- 依然として。それでもなお。変化なく。結局は。
- いろいろと考えたり迷ったりした末に意見を変えるニュアンス。また元の意見に戻すニュアンス。
- あっちがいいかな。いややっぱりこっちにしよう。と思ったけどやっぱりやめた。あっちにする。
- 中に入ろうと思ってここまで来たけどやっぱり怖い。足がすくんで入れない。
- したこと、あるいはしなかったことを後悔するニュアンス。
- after all
- (what) I thought exactly