区区 (クク 又は まちまち)
- それぞれが異なっていること。
区区 (クク 又は まちまち)
- 区区(クク)たる - タルト活用
- これはもとより冗談であるが、先生の頭の奥に、区々たる場所を超越した世界的の観念が潜んでいればこそ、こんな挨拶もできるのだろう。(夏目漱石『ケーベル先生の告別』)
- 区区(まちまち、[まれ]クク)だ - ダ活用
- 同じく科学者と称する人々の中でも各自の専門に応じて地震というものの対象がかくのごとく区々である。(寺田寅彦『地震雑感』)
区区(クク)たる - タルト活用
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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自動詞化 |
区区とする |
連用形 + する
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名詞化 |
区区たること |
連体形 + こと
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区区(まちまち)だ - ダ活用
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
区区だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
区区だった |
連用形 + た
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否定形 |
区区でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
区区になる |
連用形 + なる
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言い切り |
区区だ |
終止形のみ
|
名詞化 |
区区なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
区区ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
区区そうだ |
語幹 + そうだ
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区 区 (qūqū 繁体字:區區)
- 量が少ないこと、取るに足らないこと、つまらないこと。
- (古用法) 自称の謙称。