日本語

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動詞

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する (さんする)

  1. (自動詞, 文章語) 参加する。参与する。関与する。
    • 1921年、宮本百合子「透き徹る秋」[1]
      真心を以て芸術に参するものは、自己に許された範囲に於て、最大・最高の諧調を見出したいという祈願を、片時も捨てかねるものと思う。然し、仕事に面して、どんなことを仕ようが自分以上にはなれない。
    • 1924年、永井荷風「下谷叢話」[2]
      一たび幕府の倉吏となったが、天保の初梁川星巌が詩社を開くに及びこれに参し、職を辞して後放蕩のため家産を失い、上総東金の漁村に隠棲した。

活用

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参-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 参しない 未然形 + ない
否定 参せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
参される 未然形 + れる
丁寧 参します 連用形 + ます
過去・完了・状態 参した 連用形 +
言い切り 参する 終止形のみ
名詞化 参すること 連体形 + こと
仮定条件 参すれば 仮定形 +
命令 参せよ
参しろ
命令形のみ
  1. 青空文庫、2003年9月15日作成(底本:「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3704_13049.html
  2. 青空文庫、2021年11月27日作成、2021年12月6日修正(底本:「下谷叢話」岩波文庫、岩波書店、2009(平成21)年7月9日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42488_21110.html