堅忍不抜(けんにんふばつ 「堅忍」はしっかりと堅牢であること、「不抜」は「不動」と同義で動かないこと)
- 堅い意志、我慢強く耐え忍び、心を動かさない、動かされないこと。
- 一体稲と麦とは如何にもよい対照をもって居る穀物で、稲は春に仕立て夏に育ち秋に取入れる。一年中の最も陽性を受けた豊潤な時を領分として成熟する。それに引替えて麦は陸上に霜枯れの時代から蒔まき初め、厳寒の境涯を通し氷雪の鍛練を受け、そうして初夏の候に初めて収穫を見るのである。だから麦は堅忍不抜なる男性的であり、米は優美豊満なる女性的である、いずれにしてもこの二つが相並んで穀類の王座を占めて居ると云える。(中里介山 『百姓弥之助の話 第一冊 植民地の巻』)
蘇軾『晁錯論』
- 古之立大事者,不惟有超世之才,亦必有坚忍不拔之志。
- (古ノ大事ヲ立ツル者ハ、惟ダ超世ノ才有ルノミナラズ。亦タ必ズ堅忍不抜ノ志有リ)
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堅 | 忍 | 不 | 抜
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堅 忍 不 抜(jiānrěnbùbá 簡体字:坚忍不拔)
- (日本語に同じ)