本末転倒(ほんまつてんとう)
- 物事の結果と過程、あるいは目的と手段など、重要なことと瑣末なことを取り違えること。
- もしさし当たって事の表面を見るならば、商人がいろいろな奢侈ぜいたく品を作り出してこれを販売すればこそ買う人もあるというように考えられるけれども、それは本末転倒の見方なので、実は、そういう奢侈ぜいたく品をこしらえて売り出す人があるから買う人があるのではなく、そういう物をこしらえて売り出すと買う人があるから、それで商売人の方ではそういう品物を引き続きこしらえて売り出すのである。(河上肇 『貧乏物語』)
- 鎌倉期、宗派の本山の寺院と末端の寺院の立場が逆転してしまったことに由来。[要出典]
- ほ↘んまつてんとー
- ほ↘んまつ て↗んとー
- ほ↗んまつてんとー
- ほ↗んまつ ↘て↗んとー
本末転倒する(ほんまつてんとう)
- 物事の結果と過程、あるいは目的と手段など、重要なことと瑣末なことが逆転する。
- サ行変格活用
- 本末転倒-する
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
本末転倒だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
本末転倒だった |
連用形 + た
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否定形 |
本末転倒でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
本末転倒になる |
連用形 + なる
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言い切り |
本末転倒だ |
終止形のみ
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名詞化 |
本末転倒なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
本末転倒ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
本末転倒そうだ |
語幹 + そうだ
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