日本語編集

形容動詞編集

便(しべん)

  1. この上なく便利な様子。
    • 1923年、喜田貞吉「春雪の出羽路の三日」[1]
      他所にあって考えた時には、雪に閉じ籠められた地方の人々は、定めてその期間禁足の憂き目を味わって、薄暗い家の中にのみ数月間を閉じ籠められているのかと気の毒にも思っていたが、その時がかえって交通に至便なのだとは、雪にもやはり利用の道があるものだ。
    • 2008年、松本文六、第169回国会衆議院[2]
      そのために、病院が医師不足により閉鎖されたり、診療科の縮小、閉科に伴って、患者さんが従来どおりの至便な、便利な医療が受けられなくなっていることの相対的な表現が医療崩壊という表現ですね。

活用編集

至便-だ 形容動詞活用表日本語の活用
ダ活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
至便 だろ だっ

なら (無し)
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
推量・意志 至便だろう 未然形 +
過去・完了 至便だった 連用形 +
否定形 至便でない 連用形 + ない
自動詞化 至便になる 連用形 + なる
言い切り 至便だ 終止形のみ
名詞化 至便なこと 連体形 + こと
仮定条件 至便ならば 仮定形 +
様態 至便そうだ 語幹 + そうだ

複合語編集

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  1. 青空文庫(2012年5月7日作成)(底本:「喜田貞吉著作集 第一二巻 斉東史話・紀行文」平凡社、1980年8月25日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001344/files/53101_47812.html 2020年7月11日参照。
  2. 「第169回国会 衆議院 予算委員会 第12号 平成20年2月21日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=116905261X01220080221&spkNum=284&single 2020年7月11日参照。