訓ずる
日本語
編集動詞
編集訓ずる (くんずる)
- (他動詞、やや古風)「訓じる」に同じ。
- 1926年、穂積陳重「法窓夜話」[1]
- 現今の法学博士は学位であって、明治二十年の学位令によって設けられたのである。博士は、古えは「ハカセ」と訓じたものであるが、現今では「ハクシ」と訓ずることに定っている。
- 1926年、穂積陳重「法窓夜話」[1]
活用
編集サ行変格活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
訓 | じ ぜ |
じ | ずる | ずる | ずれ | ぜよ じろ |
意味 | 語形 | 結合 |
---|---|---|
否定 | 訓じない | 未然形 + ない |
否定 | 訓ぜず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 |
訓ぜられる | 未然形 + られる |
丁寧 | 訓じます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | 訓じた | 連用形 + た |
言い切り | 訓ずる | 終止形のみ |
名詞化 | 訓ずること | 連体形 + こと |
仮定条件 | 訓ずれば | 仮定形 + ば |
命令 | 訓ぜよ 訓じろ |
命令形のみ |
註
編集- ↑ 青空文庫(2007年7月23日作成、底本:「佐左木俊郎選集」英宝社、1984(昭和59)年4月14日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000301/files/1872_53638.html