日本語

編集

動詞

編集

する (だくする)

  1. (他動詞, 文章語) 承諾する。
    • 1907年、夏目漱石「虞美人草」[1]
      「あなたはあの時分と少しも違っていらっしゃいませんね」「そうでしょうか」と小夜子は相手を諾するような、自分を疑うような、気の乗らない返事をする。
    • 1916年、森鴎外「渋江抽斎」[2]
      わたくしは杵屋さんに男の親戚がありはせぬか、問い合わせてもらうことを飯田さんに頼んだ。飯田さんはそれをも快く諾した。わたくしは探索の一歩を進めたのを喜んで、西江戸川町の邸を辞した。

活用

編集
諾-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 諾しない 未然形 + ない
否定 諾せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
諾される 未然形 + れる
丁寧 諾します 連用形 + ます
過去・完了・状態 諾した 連用形 +
言い切り 諾する 終止形のみ
名詞化 諾すること 連体形 + こと
仮定条件 諾すれば 仮定形 +
命令 諾せよ
諾しろ
命令形のみ
  1. 青空文庫、1999年4月3日公開、2004年1月10日修正(底本:「夏目漱石全集4」ちくま文庫、筑摩書房、1988(昭和63)年1月26日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/761_14485.html
  2. 青空文庫、2005年10月1日作成、2019年1月29日修正(底本:「渋江抽斎」岩波文庫、岩波書店、1999(平成11)年5月17日改版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2058_19628.html