リトアニア語

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語源

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Derksen (2008) はスラヴ祖語 *děti と結びつけてバルト・スラヴ祖語 *deʔ- を再構しており、更に印欧祖語 *dʰeh₁- に遡るとしている。同系語としては同じバルト語派のラトヴィア語 dēt〈置く〉のほか、スラヴ語派のロシア語 деть (det')〈置く〉やポーランド語 dziać〈かぎ針で編む〉、ゲルマン語派の古高ドイツ語 tuon〈する〉、イタリック語派のラテン語 fēcī〈私はした〉、インド・イラン語派のサンスクリット दधाति (dádhāti)〈置く〉、ギリシア語派の古典ギリシア語 τίθημι (títhēmi) (títhēmi) 〈置く〉が挙げられている。

dė̃l〈…のために〉、dėlioti〈片付ける〉も参照。

発音(?)

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  • IPA: /ˈdʲeːtʲɪ/(「ーティ」)

動詞

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dė́ti (直説法 , 現在・第三人称: dẽda, 過去・第三人称: dė́jo, 未来・第三人称: dė̃s)[1]

  1. (他動詞) 置く

活用

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派生語

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名詞:

  • 〔動詞の名詞化〕dėjìmas 男性
  • dėklas 男性

動詞:

参照

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脚注

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  1. 村田郁夫 編 (2003).『リトアニア語基礎一五〇〇語』大学書林。ISBN 4-475-01112-4

参考文献

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