アイヌ語

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カナ表記

異表記・別形

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  • sirokane (シロカネ) (沙流・千歳方言)

語源

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日本語 銀・白金・白銀 からの借用語(古発音: [ɕiɺ̠óŋaɲé]

古く北前船などによって、日本語関西方言が物とともにアイヌ語に持ち込まれたもの。現在の関西アクセントは「しろが↗ね」であるが、は「し↗ろ」である。

発音

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シ↗ロ↘カ↗ニ

日本語話者は日本語のアクセントの影響を受けないように注意
複合語なので、アクセントがふたつある。アイヌ語では三音節目以降にアクセントが来ることはないが複合語は例外である。

名詞

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sirokani

  1. (金属) 白金しろがねぎん
    • 1923, 知里幸恵, アイヌ神謡集, 郷土研究社, 梟の神の自ら歌った謡「銀の滴しずく降る降るまわりに」:
      Shirokanipe ranran pishkan, konkanipe ranran pishkan
      sirokani pe ranran piskan, konkani pe ranran piskan.
      の滴降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに。
  2. () 銀色

関連語

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  • kani (カニ)鉄、金属
    • kane (カネ) (沙流・千歳方言)
  • konkani (コンカニ)
    • konkane (コンカネ) (沙流・千歳方言)