サンスクリット

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動詞

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अस्ति (asti) (語根: अस् (as) (√as)、第2類)

  1. あるいる
    (āsīd[注 1] rājā nalo[注 2] nāma)
    ナラいうまし

活用

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अस्ति の活用[1]
単数 双数 複数
直説法 現在時制 能動態 一人称 अस्मि (asmi) स्वस् (svas) स्मस् (smas)
二人称 असि (asi) स्थस् (sthas) स्थ (stha)
三人称 अस्ति (asti) स्तस् (stas) सन्ति (santi)
過去時制 能動態 一人称 आसम् (āsam) आस्व (āsva) आस्म (āsma)
二人称 आसीस् (āsīs) आस्तम् (āstam) आस्त (āsta)
三人称 आसीत् (āsīt) आस्ताम् (āstām) आसन् (āsan)
願望法 能動態 一人称 स्याम् (syām) स्याव (syāva) स्याम (syāma)
二人称 स्यास् (syās) स्यातम् (syātam) स्यात (syāta)
三人称 स्यात् (syāt) स्याताम् (syātām) स्युर् (syur)
命令法 能動態 一人称 असानि (asāni) असाव (asāva) असाम (asāma)
二人称 एधि (edhi) स्तम् (stam) स्त (sta)
三人称 अस्तु (astu) स्ताम् (stām) सन्तु (santu)

類義語

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訳語

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脚注

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注釈

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  1. 本来は āsīt であるが、この文で後に続く r が有声音 (wp)であるため、t は サンディ (wp) を起こして d として現れる。
  2. 本来は nalas であるが、この文で後に続く n が有声音であるため、as はサンディを起こして o として現れる。

出典

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  1. J. ゴンダ 著、鎧淳よろいきよし 訳『サンスクリット語初等文法』春秋社、1975年、56頁。