日本語 編集

語源 編集

古典日本語あへて」 < 「あふ」(敢ふ)の連用形 + 接続助詞「

発音 編集

副詞 編集

あえてえて】

  1. 無理に。特別意図を持って。わざわざ
    • もともと私はどんな意味ででも、あなたに不快をあたえたくない。だのにこんな質問をあえてするわけは、それはどうしてもしなければならぬ質問だからです。(三好十郎『アメリカ人に問う』)
    • そういう場合には、あえて問題にしないで、笑ってすぎる態度が知性の聰明をあらわすポーズとされてきた。(宮本百合子『世紀の「分別」』)
  2. 否定で、特段なことではなく。特にに。かならずしも
    • あえてきゅうりにはかぎらないが、旬がうまいということは、今も昔も変わらない。(北大路魯山人『胡瓜』)
  3. (古用法) 否定の文で、全く少しも
    • 張も、意地も、全盛も、芸ももとよりあえて譲らぬ。(泉鏡花『日本橋』)

翻訳 編集