ぬか
ぬかー も参照。
日本語
編集名詞
編集接頭辞
編集動詞
編集ぬか
- 「ぬく」の未然形。
連語
編集ぬか
語源
編集- 否定の疑問。
- 一切の空間は何故に消失せぬか。(北條民雄「童貞記」)
- 疑念。
- 表へ出れば人の波にさらわれるかと思い、家に帰れば汽車が自分の部屋に衝突しはせぬかと疑い、朝夕安き心はなかった。(夏目漱石「倫敦塔」)
- 反語。
- いかなる名人上手でも細工の出来不出来は時の運。一生のうちに一度でもあっぱれ名作が出来ようならば、それがすなわち名人ではござりませぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
- 確認。念押し。
- では、姉様の安否も知れませぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
- 勧誘。
- きょうからは精出して働こうではござんせぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
- 命令。強い指示。
- ええ、騒がしい。鎮まらぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)