ぬ

ぬ 教科書体

書き順

日本語

• 平仮名
• 五十音図: な行 う段
• いろは順: 10番目　「り」の次、「る」の前
• 字源: 奴の草体
• 片仮名:ヌ
• ローマ字:nu

助動詞

ぬ

1. (古風) 動作・状態などの打ち消しの意を作る。

活用

未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形	活用型
（ざろ）	ず（ざっ）	ぬ	ぬ（ざる）	ね	○	特殊型

類義語

• ない
• ん
• ず (文語)

漢字

Wiktionary:漢字索引 音訓 ぬ#ヌ参照

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沖縄語

助詞

ぬ

1. 所有・所属を示す格助詞。の。

語源

琉球祖語 *no < 日本祖語 *nə

接尾辞

ぬ

1. ～なので。

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国頭語

助詞

ぬ

1. 所有・所属を示す格助詞。の。

語源

琉球祖語 *no < 日本祖語 *nə

助動詞

ぬ

1. 打消の助動詞。〜ない。

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古典日本語

助動詞

ぬ

1. (完了) 物事が完了したことをしめす。―してしまった。
   • 夏は来ぬ。
   • 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる（藤原敏行　『古今集』収録）
2. (強意) 意味を強める。きっと―。一般に推量の助動詞を接続して「な-む」、「ぬ-らむ」、「ぬ-べし」、「な-まし」の形で用いる。
3. (並列) 複数の事柄を並列する。
   • 浮きぬ沈みぬ

活用: 古語: 完了

連用形接続

未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
な	に	ぬ	ぬる	ぬれ	ね

類義語

• つ

関連語

• たり
• り

助動詞・活用形

ぬ

1. 助動詞ずの連体形。
   • いとやすきことなれど、さらにえあらぬことぞかし。（清少納言『枕草子』）

     大変簡単なことだけれども、だからこそ、なかなか無いことなのですね。

動詞

ぬ【寝】

1. 寝（ね）る。横（よこ）になる。

活用

ぬ 動詞活用表（日本語の活用）

ナ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
（語幹無し）	ね	ね	ぬ	ぬる	ぬれ	ねよ

発音

二拍動詞一類^(?)

• 連体形

  (平安時代)ぬる

  (南北朝時代)ぬる

  (室町時代)ぬる

  (江戸時代)ぬる

名詞

ぬ【野】

1. (上代語) 野原（のはら）。

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宮古語

語源

琉球祖語 *no < 日本祖語 *nə

助詞

ぬ

1. 所有・所属を示す格助詞。の。
2. 疑問を示す係助詞。の。

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文字コード

• Unicode
  • 16進: 306C ぬ
  • 10進: 12396 ぬ