「変」への音の添加。
へんちき【変痴奇・変痴気・変珍奇・偏痴気】
- 妙なこと。ヘンテコなこと。
- おらアしばられて、へんちきな目にあった。(十返舎一九『東海道中膝栗毛』1814年)
- それも、オルガンを入れてブーカ/\やり、一方では又、佛黨の人々が木魚をポク/\叩いて讀經したのだと申しますから、隨分、變珍奇であつたであらうと思はれます。(尾崎放哉『入庵雑記』1925年)
へんちきだ
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
へんちきだろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
へんちきだった |
連用形 + た
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否定形 |
へんちきでない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
へんちきになる |
連用形 + なる
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言い切り |
へんちきだ |
終止形のみ
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名詞化 |
へんちきなこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
へんちきならば |
仮定形 + ば
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様態 |
へんちきそうだ |
語幹 + そうだ
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