めくるめく
日本語
編集動詞
編集- (自動詞) 目が眩む。
- (自動詞) まぶしく光る。
- 星々がかれらの周囲を旋回していた。かれらは星の間をゆっくりと落下していた。あたりの空気は渦巻きめくるめいた。(C・L・ムーア 仁賀克雄訳「暗黒界の妖精」)〔1973年〕
用法
編集「めくるめく(目眩く)」の形で名詞を修飾するのに用いるのが普通。それ以外の語形や用法は比較的まれ。
活用
編集活用と結合例
※用法での説明のとおり、連体形「めくるめく」以外の形はまれ。
発音
編集副詞
編集めくるめく
- めまぐるしく。次々に。
- ラルフに事故だ。真の邸宅所有者は抹殺しろ。うまくやれば、お抱え弁護士から金を巻き上げられる。とにかく前ジョージ卿を返り咲かせて、メアリに圧力をかけられる。そんな考えがめくるめくメイフィールドの心に去来した。(フレッド・M・ホワイト 奥増夫訳「煉獄」)〔2019年〕[3]
語源
編集「めまぐるしく(目眩しく)」の誤読に起因するものか。
古典日本語
編集動詞
編集活用
編集カ行四段活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
めくるめ | か | き | く | く | け | け |
関連語
編集註
編集- ↑ 青空文庫(2017年7月11日作成)(底本:「みなかみ紀行」中公文庫、中央公論社、1993年5月10日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/56933_62144.html 2019年6月23日参照。
- ↑ 青空文庫(2013年1月14日作成)(底本:「治郎吉格子 名作短編集(一)」吉川英治歴史時代文庫、講談社、2003年4月25日第8刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52439_50005.html 2019年6月23日参照。
- ↑ 青空文庫(2019年4月7日作成)https://www.aozora.gr.jp/cards/002043/files/59758_67839.html 2019年6月24日参照。
- ↑ 青空文庫(1998年6月28日公開、2006年3月20日修正)(底本:「現代日本文學大系 25 与謝野寛・与謝野晶子・上田敏・木下杢太郎・吉井勇・小山内薫・長田秀雄・平出修 集」筑摩書房、1985年11月10日初版第13刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000120/files/626_22343.html 2019年6月24日参照。