- (東京式) ふいつ [fúꜜìtsù] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ɸɯ̟ᵝit͡sɨᵝ]
- (東京式) ふいち [fúꜜìchì] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [ɸɯ̟ᵝit͡ɕi]
不一 (ふいつ 又は ふいち)
- 十分に意を尽くしていないこと。手紙の末尾に添える言葉。草草不一。
- よい友人が得られそうなので、自分も久し振りに張り合いを感じています。やり切れなくなったら、旅行でもしてみたら、どうですか。不一。――太宰治 (1942年). “図書カード:風の便り”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
- 一様でないこと。
- レッシングと云う男は、時間の経過を条件として起る出来事を、詩の本領であるごとく論じて、詩画は不一にして両様なりとの根本義を立てたように記憶するが、そう詩を見ると、今余の発表しようとあせっている境界もとうてい物になりそうにない。――夏目漱石 (1906年). “図書カード:草枕”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。
手紙の末尾に添える言葉