日本語

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動詞

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する (かいする)

  1. (他動詞) ~を仲立ちとする。~を媒介する。
    • 1956年、山本周五郎「樅ノ木は残った」[1]
      亀千代登城のあと、まだ十日と経たないうちに、銀座の鳩古堂を介して、茂庭周防から手紙が来た。
    • 1994年、富田倫生「本の未来」[2]
      読みやすさという問題は残しながらも、ネットワークを介して本を読みに行くことは、かなり前から現実のものになっていました。
  2. (他動詞) (「~をに介する」の形で)~を気にする
    • 1938年、岸田国士訳、ルナアル「ぶどう畑のぶどう作り」[3]
      誰一人、彼の存在を意に介するものがない。お神さんも、わざわざ彼を追い立てようとはしない。
    • 1946年、橘外男「陰獣トリステサ」[4]
      結婚は御承諾いたしますわ。身分が違うとか違わぬとか……そんなことなぞは、私一向意に介しませんの。

活用

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  1. 青空文庫(2018年3月27日作成、2018年9月21日修正、底本:「山本周五郎全集第十巻 樅ノ木は残った(下)」新潮社、1982(昭和57)年12月25日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57787_64355.html
  2. 青空文庫(2013年8月16日作成、2013年9月18日修正、CC BY 2.1 JP公開、底本:「本の未来」アスキー、1997(平成9)年3月1日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/56499_51225.html
  3. 青空文庫(2019年1月29日作成、底本:「ぶどう畑のぶどう作り」岩波文庫、岩波書店、2009(平成21)年7月16日第20刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001156/files/50723_66985.html
  4. 青空文庫(2018年9月28日作成、底本:「橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇」中央書院、1994(平成6)年11月28日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001397/files/51243_66084.html