ウィクショナリー日本語版

拙

漢字

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拙

字源

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意義

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  1. おとる。
  2. まずい。つたない。技量がおとる。
  3. 話者又は話者に所属・由来するものについて謙遜した表現を作る。

日本語

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発音

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名詞・形容動詞

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  1. （セツ）得意でない事、苦手。
    • 私の時間の遣操に拙なのは、金の遣操に拙なのと同一である。拙は藏するが常である。併し拙を藏するのも、金を藏すると同一で、氣苦勞である。今は告白流行の時代である。仍て私は私の拙を告白するのである。（森林太郎 『長谷川辰之助』）

代名詞

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  1. （セツ・セチ:古風、しばしば滑稽。明治期以降は職人・芸人・幇間の自称や遊里における用語）自称に用いる。
    • 「いや、拙はさようなことは考えませぬ。拙は文学道のためにのみ筆をとります。」六樹園は昂然として言った。今度は三馬がびっくりした。（林不忘 『仇討たれ戯作』 六樹園は戯作者石川雅望、三馬は式亭三馬で設定は天明期の会話）
    • 「狸が人を婆化（ばか）すと云いやすけれど、何で狸が婆化しやしょう。ありゃみんな催眠術でげす……」「なるほど妙な本だね」と源さんは煙（けむ）に捲まかれている。「拙が一返（ぺん）古榎（ふるえのき）になった事がありやす、ところへ源兵衛村の作蔵と云う若い衆が首を縊りに来やした……」（夏目漱石 『琴のそら音』 「拙」は床屋の職人）

熟語

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中国語

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拙 *

熟語

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朝鮮語

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拙 *

ベトナム語

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拙 *


コード等

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