拙速 (せっそく)
- (積極的評価)質は万全ではないが、仕事、処理などが速いこと。
- 「早飯、早陣、早走り」――何事も拙速を尊ぶのが戦国時代の生活法で、早陣というのは陣立てするのに神速を尊ぶことである。(国枝史郎『蔦葛木曽棧』)
- (消極的評価)仕事、処理などが速いだけで、品質が劣ること。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
拙速だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
拙速だった |
連用形 + た
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否定形 |
拙速でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
拙速になる |
連用形 + なる
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言い切り |
拙速だ |
終止形のみ
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名詞化 |
拙速なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
拙速ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
拙速そうだ |
語幹 + そうだ
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語義1
拙 速 (ピンイン:zhuōsù)
- 質は万全ではないが、仕事、処理などが速い。