栄 達 (えいたつ)
- 栄えある地位、身分に達すること。
- 狂悖暴戻、余りに其家門の栄達を図るに急にして彼等が荘園を奪つて毫も意とせざりし、より大胆なるシーザーとしての入道相国を見たり。(芥川龍之介 『木曾義仲論』)
- 私が三十を越してから、栄達し、一群の人の上に立つことを云い、金銭に不自由しないことを云い、その他身上に起る二三の事実を指摘した。(菊池寛 『易と手相』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
栄達しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
栄達せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
栄達される |
未然形 + れる
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丁寧 |
栄達します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
栄達した |
連用形 + た
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言い切り |
栄達する |
終止形のみ
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名詞化 |
栄達すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
栄達すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
栄達しろ 栄達せよ |
命令形のみ
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