気をつけ【「つけ」は、しばしば「付け」】
- 直立不動の姿勢を取らせる号令。
- 愚助は蒲団の中で眼を閉ぢてゐますと、どこかで、「気をつけ。右向け右、前へおい。」と、いふ号令の声が聞えました。(沖野岩三郎 『愚助大和尚』)
気をつけ (きをつけ)【「つけ」は、しばしば「付け」】
- 直立不動の姿勢。
- ひとり写真をながめて笑っているところへ、本校の校長先生がきた。その声をきくと、こんどは大石先生のほうが、思わず気をつけのようになって玄関に出ていった。(坪井栄『二十四の瞳』)
気をつけする (きをつけする)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
気をつけしない |
未然形 + ない
|
否定(古風) |
気をつけせず |
未然形 + ず
|
自発・受身 可能・尊敬 |
気をつけされる |
未然形 + れる
|
丁寧 |
気をつけします |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
気をつけした |
連用形 + た
|
言い切り |
気をつけする |
終止形のみ
|
名詞化 |
気をつけすること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
気をつけすれば |
仮定形 + ば
|
命令 |
気をつけしろ 気をつけせよ |
命令形のみ
|