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日本語

語源

発音

名詞

(ねはん)

  1. (仏教) 煩悩滅却した状態のこと。原語「ニルヴァーナ」の「吹き消された」という意味から。その意味に、さらに、輪廻転生りんねてんしょう(世界)から解脱げだつした状態(彼岸ひがん)、および、智慧ちえにより真理を獲得した状態(さとりを得た状態)の意味が付け加わり、仏教独特の観念が形成された。つまり、通常、涅槃と言うときにはこれらの意味の複合した概念を指す。→涅槃寂静
  2. 釈迦牟尼」を意味する語。入寂入滅。(高僧に対しても用いられることがある。)
    • 「涅槃に入る」、「涅槃会ねはんえ」、「釈迦涅槃図」などの形で用いられる。

類義語

関連語


中国語

語源

サンスクリット निर्वाण (nirvāṇa)

名詞

(ピンイン:nièpán 注音符号:ㄋㄧㄝˋ ㄆㄢˊ 閩南語:liap-phoân)

  1. (日本語に同じ)涅槃。

朝鮮語

語源

サンスクリット निर्वाण (nirvāṇa)

名詞

열반

  1. (日本語に同じ)涅槃。

ベトナム語

語源

サンスクリット निर्वाण (nirvāṇa)

名詞

niết bàn

  1. (日本語に同じ)涅槃。