等閑 (とうかん 又は なおざり)
- いい加減にすること。なおざりにすること。
- なおざりにする。
- 書の善悪美醜は作者の人格の反映であって、技術上の巧拙に表われる美醜は、単に衣裳の好し悪しに過ぎないと知らねばならぬ。由来、書家の書は、衣裳調整の努力にのみ腐心するものであって、肝腎衣裳を着ける中身(人格)を等閑している。等閑しないまでも、それは及びもつかぬこと、あるいは別事ででもあるかの如く関心から遠ざかっているのが現状だ。(北大路魯山人「書道を誤らせる書道奨励会」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
等閑しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
等閑せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
等閑される |
未然形 + れる
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丁寧 |
等閑します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
等閑した |
連用形 + た
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言い切り |
等閑する |
終止形のみ
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名詞化 |
等閑すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
等閑すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
等閑しろ 等閑せよ |
命令形のみ
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等 閑 (děngxián 簡体字:等闲)
- 通常の、平凡な。
等 閑 (děngxián 簡体字:等闲)
- いい加減に。
- わけもなく。