絶大 (ぜつだい)
- この上なく大きいさま。
- 山その物が既に岩の骸骨なのだ、針葉樹と闊葉樹と入り交って生えてはいるが、其前に東鐘釣山が釣鐘を伏せたように蹲っている。しかし高さ七十丈にも余る石灰岩の全石からなった絶大の釣鐘だ。(木暮理太郎「黒部川を遡る」)
- この上なく大きいさま。
- その音楽に対する灼熱の情熱に絶大な敬意を捧げたのであった。(吉本明光「三浦環のプロフィール」)
- この教育用コンピューター騒動は、BTRONのデビューを台なしにする上で実に効果絶大であった。(富田倫生「青空のリスタート」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
絶大だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
絶大だった |
連用形 + た
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否定形 |
絶大でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
絶大になる |
連用形 + なる
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言い切り |
絶大だ |
終止形のみ
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名詞化 |
絶大なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
絶大ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
絶大そうだ |
語幹 + そうだ
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