なに; 代名詞
  1. 疑問代名詞。です (およびその活用形)、の前ではなんになる。接尾辞を付けることができる。
    1. を尋ねる場合に用いる。
    2. ことがらやその性質などを尋ねる場合に用いる。どういうこと。どのような事態事情理由
    3. どのような人かを尋ねる場合に用いる。どんな人。何をしている人。何者。
  2. 疑問文から派生したさまざまな意義を表す。
    1. 疑念。不審。
    2. 明白なことがらをあえて問いただすニュアンス。
    3. 失笑。叱責など。
    4. 反語。
  3. 後ろにをつけて不定代名詞を形成する。
  4. 否定文でと共起して、全部否定を表す。
  5. 後ろにでもだってをつけて、任意の事物、また、すべての事物といった意味を表す。
  6. 「ても」や「ようと」「ようが」などと共起して、すべての事物に関わる譲歩、認容を表す。
  7. 事物を具体的に説明せず漠然と表現する語。あれ。それ。これ。なんとか。
  8. 事物を曖昧にぼかして用いる語。あれ。なんとか。
  9. 僭越、言い過ぎ、よくないかもしれないこと、といったニュアンス。あれ。
  10. 論じる余地のないもの、結論が決まっているもの、といったニュアンスを表す。どう。へったくれ。くそ。
  11. 名前が思い出せない事物の代わりに用いる語。あれ。なんとか。
;造形部分
  1. 一部の名詞などについて疑問詞を形成する。
;副詞
  1. 否定の語気を強める。何一つとして。少しも。
  2. 大丈夫だ、問題ない、平気だといった語気を表す。なあに。何の。
  3. 相手をとがめる語気を表す。何を。
;感動詞
  1. 強い疑問の語気をともない、驚いたり意外に感じたりする気持ちを表す。何だと。何だって。なぬ。
  2. 相手の言葉に対して怒りや不満の気持ちを表す。何だと。何だって。

今週の言葉について - 過去ログ - 語句をノミネートする(ノミネート募集中)

<<

>>