アイヌ語 編集

カナ表記 アエㇷ゚

語源 編集

a= (我々が) + e (食べる) + -p (もの)

cf. cep () < ci= (我々が) + e (食べる) + -p (もの)
他の多くの言語と違い、アイヌ語は名詞ではなく動詞中心の言語であることがよく分かる例。

発音 編集

アエㇷ゚

名詞 編集

aep (所属形短形 epi, 所属形長形 epihi)

  1. 食べ物

類義語 編集

  • ep (エㇷ゚, )

関連語 編集

  • cep (チェㇷ゚, )
  • 同造語法の熟語
    • akup (アクㇷ゚, 飲み物) < a= (我々が) + ku (飲む) + -p (もの)
    • amip (アミㇷ゚, 着物) < a= (我々が) + mi (着る) + -p (もの)
    • aoypep (アオィペㇷ゚, 食器) < a= (我々が) + o- (から) + ipe (ものを食べる) + -p (もの)
    • aeypep (アエィペㇷ゚, 食器) < a= (我々が) + e- () + ipe (ものを食べる) + -p (もの)
      • aeype pera (アエィペ ペラ, ) < aeype + pera ()
    • aeninuype (アエニヌィペ, ) < a= (我々が) + e- () + ninuy (枕する) + -p (もの)
  1. 貝澤 とぅるしの (1969), “2-2 ウエペケㇾ「ラ ンコ カッケマッ 」(桂の木の女神)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 木村きみ (1969), “20-4 ウエペケㇾ「カウカウ ノカ オマ コソンテ ミ カムイ アオナハ ネ」(霰模様の小袖を着た神が私の父だった)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月