mũkĩndũ
キクユ語
編集語源
編集Hinde (1904) は英語 palm (borassus) にあたるキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として mukindu を記録している[1]。なお、これに対応するカンバ語は ikindu、スワヒリ語は mkindu などが挙げられている[1]。
- IPA: /mòkèndóꜜ/
- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:93) によると孤立形は [mòkèǹdó] であるが、後ろに ũyũ〈この〉が続く場合は [mòkèńdò òjó]、wakwa〈私の〉が続く場合も [mòkèńdò wáákóá]、後ろに nĩ がある場合も [mòkèńdò né] であるが、前に nĩ がある場合は [né mókèǹdó]、前に ti がある場合は [tì mókéǹdò] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られるが、孤立形と nĩ や ti の後の場合は kĩhaato などと、〈この〉、〈私の〉や nĩ の前の場合は mũbira、ndira などと同じパターンである[2]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[3]。湯川 (1981) では mwahũ、kĩohe、mũkĩndũ、njege、rĩĩtwa、kiumia、gĩcicio、icungwa、igongona などは同じアクセントの型に分類されている[2]。
名詞
編集類義語
編集関連語
編集名詞(単数、複数):
脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 44–45. Cambridge: Cambridge University Press.
- ↑ 2.0 2.1 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123. 引用エラー: 無効な
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タグ; name "yy1981"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ "mũkĩndũ" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 224. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ Leakey, L. S. B. (1977). The Southern Kikuyu before 1903, v. II, p. xlix. ISBN 0-12-439902-9