njogoo
キクユ語 編集
語源 編集
発音(?) 編集
- IPA: /ɲdʑɔ̀.ɣɔ́.ɔ̀(ꜜ)/
- 〔キアンブ方言〕湯川 (1981, 1985) ともに gĩcũhĩ、mũgogo（複数: mĩgogo）、mũberethi、mũthamaki、thabina、Mũthũngũ、mũthanga、rĩithori（複数: maithori）、mũcemanio、kĩgokora、kĩroruha、ndagitari と同じ「高低I型」アクセントの名詞であるとしている[2][3]。
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:90) によると孤立形は [ɲ̀dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀] で、後ろに ĩno〈この〉が続く場合も [ɲ̀dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀ ènɔ́]、yakwa〈私の〉が続く場合も [ɲ̀dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀ jààkóá]、後ろに nĩ がある場合も [ɲ̀dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀ nè] であるが、前に nĩ がある場合は [né ɲ́dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀]、前に ti がある場合は [tì ɲ́dʑɔ́ɣɔ́ɔ̀] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[2]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[3]。
- 〔ナイロビ方言〕湯川 (1985:192,197) では孤立形と yakwa が後ろにある場合、nĩ が前にある場合について分析が行われているが、yakwa が [jààkòǎ] とされている点を除けば湯川 (1981) のリムル方言と同一である。また、前に kũhe（動詞〈与える〉の不定形）がくる場合には [kòhɛ̀ ɲ́dʑɔ̀ɣɔ́ɔ̀]（湯川 1985: 202）となる[3]。
名詞 編集
njogoo クラス9/10（複数: njogoo）
類義語 編集
上位語 編集
脚注 編集
- ↑ "njogoo" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ Muiru, David N. (2007). Wĩrute Gĩgĩkũyũ: Marĩtwa Ma Gĩgĩkũyũ Mataũrĩtwo Na Gĩthũngũ, pp. 10, 33.