nyũmba
nyumba も参照。
カンバ語
編集語源
編集Hinde (1904) は英語 house にあたるカンバ語「ウル方言」(Ulu dialect; マチャコスから海岸部にかけての方言)を nyumba、カンバ語「ンガニャワ方言」(Nganyawa dialect; キツイ地区の方言)は numba と記録している[1]。なお、これに対応するキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)は nyumba、スワヒリ語は nyumba とされている[1]。
名詞
編集nyũmba
脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 32–33. Cambridge: Cambridge University Press.
- ↑ Whiteley, W.H. and M.G. Muli (1962). Practical Introduction to Kamba, p. 25. London: Oxford University Press.
キクユ語
編集語源
編集Hinde (1904) は英語 house に対応するキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として nyumba を記録している[1]。なお、これに対応するカンバ語「ウル方言」(Ulu dialect; マチャコスから海岸部にかけての方言)は nyumba 、カンバ語「ンガニャワ方言」(Nganyawa dialect; キツイ地区の方言)は numba、スワヒリ語は nyumba とされている[1]。
発音
編集- Armstrong (1940) では ɲoomba あるいは nyoomba として見え、 mũtĩ を始めとした mũcinga、mũhaka、njagĩ、mũrũthi などと同じ「moteクラス」という声調クラスに分類されている[2]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス2」で、他に同クラスの2音節語幹語には kĩgunyũ、njagĩ、kiugũ などがある。
- 〔キアンブ方言〕湯川 (1981, 1985) ともに mwĩrĩ、mũka、ngitĩ、kĩroboto と同じアクセントの型で、(1981) では「低II型」[3]、(1985) では (1981) における「潜在的昇型」(語例: kahiũ, mũtĩ)と統合されて「准昇型」と呼称されている[4]。
名詞
編集nyũmba クラス9/10(複数: nyũmba)
類義語
編集- (部屋): rumu
上位語
編集- (リネージ): mũhĩrĩga
成句
編集ことわざ
編集- nyũmba ĩkĩhĩa mwene nĩotaga
- nyũmba na riika itiumagwo
- nyũmba nini ĩciraga na ũtukũ
- nyũmba nyinyi yoragana yathama, yoragwo yathama
関連語
編集名詞:
参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 32–33. Cambridge: Cambridge University Press.
- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
- ↑ 4.0 4.1 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ 5.0 5.1 5.2 杜, 由木『夜には、夜のけものがあるき 昼には、昼のできごとがゆく』東京図書出版、2015年。 ISBN 978-4-86223-828-3
- ↑ 田崎祐生 (2002).「キクユ族の生活環境構成についての研究」京都大学。
- ↑ 7.0 7.1 "nyũmba" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 354. Oxford: Clarendon Press.